本日ご紹介するのは、Panasonicのドラム式洗濯機『Cuble』。
過去10年を振り返ってみて、もっとも買って良かったアイテムのひとつ。
(もっと早く買えば良かったアイテムです。)
半年ほど使ってみたので、Cubleの使い勝手などを紹介してみます。
最初に特徴をあげてみます。
- 乾燥機能付き横型ドラム
- コンパクトだから、一人暮らし用のアパートにも置ける
- 乾燥できるから「干す」必要がない
- 美しいルックス
- 圧倒的な機能性
結論から言います。
これから洗濯機を買おうと思うなら、とてもオススメ。間違いないです。
見出し
Cuble購入の経緯
全自動で乾燥したい
大学入学からずっと使っていたものが、こちら。
一人暮らし用の縦型ドラム。4万円ほどだったはず。
最低限の機能しか付いていません。もちろん、乾燥もなし。
こういったタイプは、10年前からずっと機能が変わっていない、「ローモデル」。名ばかりのモデルチェンジで、「新しい機能」がつくことはありません。メーカーも、この価格帯の洗濯機でビジネスを続けようとは思わないからですね。
で、今日のミドルレンジ以上の洗濯機を見てみると、さまざまな「便利な機能」が盛り込まれていることに気づきました。
いくつかピックアップしてみます。
- 予約して洗濯できる
- 洗濯から乾燥まで全自動
- 水温を上げて、汚れをよく落とせる
どれも魅力的ですが、もっとも惹かれたのは「時間を節約できる」ことです。
これまでの洗濯機では、洗濯と乾燥は別の作業でした。
- 脱水された衣類を取り出してカゴに入れる
- 干す場所まで運ぶ
- 伸ばして干す
- 乾くのを待つ
- 取り込む
- カゴを元に戻す
- 伸ばしてたたむ
洗濯が終わった後で、7つのアプローチが必要でした。
最短で7分はかかる。週に2回の洗濯とすると、一年で720分。12時間もの時間を使っていることになります。
言うまでもなく、時間はもっとも貴重です。そしてこの時間は、乾燥機付き洗濯機を買うことで節約できる。これが決め手でした。
上記アプローチの1.〜6.の赤字の作業をやらなくてすむのです。
あとは、本ページのようなレビュー記事を書きたかったというのも理由。
15年も経つとどのように変わるのか、この劇的な変化を紹介できるのは、僕のように大学のころから長く使い続けてきた人だけなはず。
縦型ではなく、ドラム式に変更した理由
乾燥機付き洗濯機に決まりました。
洗濯機の主流は、大きく2つあるため、選ばなくてはいけません。
- 縦型
- ドラム式
違いはこんな感じ。(同機能のものでの比較です)
縦型 | ドラム式 | |
乾燥機能 | 弱い | 強い |
値段 | 安い | 高い |
サイズ | 小さい | 大きい |
では、どちらが良いか。
必須条件がふたつありました。
- ちゃんと乾燥できる
- せまいスペースにも、置ける。
購入前の状態はこんな感じ。まだ横幅に余裕あり。
つまり、「省スペースなドラム式」をセレクトする必要があったわけです。で、Cubleを入れるとこうなった。日本のせまいスペースにもピタリとはまるようにデザインされている事がわかります。
ちなみに、スペースを気にしないなら、大きなタイプのドラム式も検討した方が良いと思います。
本ページでご紹介するCubleは7kgのもの(容量の大きい10kgもある)。ミドルレンジです。
容量が大きなものは、ハイエンドモデルです。各メーカーが最先端の機能をこれでもかと投入しています。値段もアップするけれど10年使うものと考えてセレクトすると後悔しないはず。
Cubleに決めた理由
候補は、ふたつに絞られました。
- Panasonic Cubleシリーズ
- シャープ ES-Sシリーズ
ドラム式は、大きく2つのサイズ展開がされています。
洗濯容量が7kgのものと、10kg以上のものです。
言うまでもなく、7kgのタイプの方が小さい。
僕のアパートでは、スペースの問題で7kgのものしか選べません。
ここから、Cubleに絞りこんだ理由を紹介しましょう。
1〜2人暮らしに最適なサイズ。小さなスペースにもすっきりと収まる
サイズを比べてみると、Cubleの方が小さいことがわかります。
(幅×奥行×高さ)
Cuble:600×600×998mm
ES-Sシリーズ:640×600×1039mm
(Cubleは、横幅、奥行きのサイズが同じだというのも気に入りました。エンジニアのこだわりと努力の結集ですね。)
たかだか4cmの差ですが、僕のアパートでは本当にギリギリだったのです。寸法してみると、シャープの方が、入るかどうかかなりギリギリで、危険でした。
で、結論としてCubleで良かった。
ちなみに、家電ですから、壁とはなるべく離れている方が良いです。脱水のときにはドラムが高速回転するため、ボディがぶれます。振動による横揺れは数ミリですが、壁とは離れているほうが安心ですね。熱もこもりにくいため、長く使えるはず。
壁際はこんな感じ。
下もギリギリですが、置けた。
美しいデザイン
そのルックスにヤラレました。ストレートラインで構成されるモダンな雰囲気はCubleだけです。
Cubleには、いくつかのカラーバリエーションがあります。
ホワイトはふわりとした優しい印象。シルバーなら、よりキリッとした印象になります。
洗濯機は家電であり、日常で使う「道具」にすぎません。だから見た目はどうでもよい人もいるでしょう。
けど僕にとってはとても大事なことでした。毎日目にする道具だからです。ちなみに僕はバルミューダのファンでもあります。お察しください。
シャープのES-Sシリーズのメリット
結局Cubleを買ったのだけど、シャープが勝るポイントをご紹介しましょう。
シャープの乾燥容量は3.5kg。
Cubleは、3.0kgですから、ES-Sの方が一度で多くの乾燥ができます。
Cubleの特徴、使い勝手について
キホンの洗濯
いつもの洗濯の方法を、ご紹介しましょう。
1. 窓を開ける
2.洗濯物をいれる
ドラムが完全に水平になっているわけではなくて、「ななめ」に設置されているのもCubleを選んで良かったポイント。
入れるときはスムーズですし、出すときも取り出しやすいのです。
3.窓を閉める
4.電源ボタンを押す
一番右側のボタンです。
5.スタートボタンを押す
電源のとなり。「スタート、一時停止」を押す。
すると数秒間ドラムがまわり、「重さ」を測ってくれます。写真だと見えにくいかもしれませんが、「0.6」とある。
洗濯量を増やすと0.8や1.0と表示されます。これによって、適切な洗剤の量が分かります。
6.柔軟剤と洗剤を入れる。
フタをあけます。
3つに分かれているのは、液体洗剤と粉洗剤に対応しているから。
洗濯が始まると、ここに水が流れて、洗剤が使われることになります。フタを締めましょう。
1分くらいすると、洗濯機がまわり始めるので、それまでに洗剤と柔軟剤を入れておく必要があります。(慣れると大体の洗濯容量が感覚でわかるため、「スタートボタン」を押す前に洗剤を入れておいてもよいでしょう。)
7.洗濯完了まで待つ
洗濯量(重さ)によって、自動的に洗濯時間、乾燥時間が調整されます。
あとは、乾燥まで待つだけ。
おおよその完了時間がディスプレイされます。
Cubleオススメの機能
水温調整
「水温」ボタンで、水温をセレクトできます。
- そのまま
- 15℃
- 30℃
- 40℃
- 60℃
洗濯時に使用する水を、この温度に温めてから洗濯できるようになります。
15度がちょうどよいらしい。冬場は水道水の温度が下がるため、常にセットしています。
僕は15度にセットしています。普段の汚れがちゃんと落ちる温度らしい。
枕カバーや、白いシャツの黄ばみなど、しっかり落としたいときは温度を上げると効果的なようです。
乾燥後も、ふんわりが続く
Cubleには、「ふんわりキープ」という機能がある。
これは、乾燥が終わったあとも、5分ごとに、40秒ドラムが回転する機能。(Max2時間)
乾燥後の衣類は、水分を含んでいるため、そのまま放置するとシワになりやすい。
また、高温なドラム内では湿度が充満しやすいため、ドラムを回しながら放湿することで、カラリとした仕上がりをキープすることができるのです。
これ、とても便利。乾燥が終わる時間を気にしなくて良いのです。
たとえば、
金曜の夜に予約して、休日の朝に取り出すとき。
洗濯時間に合わせて起きるなんて、人間のすることじゃありません。せっかくの休日ですから、ゆっくり寝たいこともあるわけ。Cubleなら、寝坊してもふんわりが続きます。
休日の昼に動かしたときも、安心。
たとえば、急に出かけたくなった時も、ふんわりキープが動いていてくれるので、洗濯が終わったあと後でも、ちゃんとふんわりしている。
ちなみに、1回あたり0.5円かかる。電気代を節約したい人はOffにすることもできます。(標準でOn)
Cubleで実感できた 快適なライフスタイル
夜セットして、朝乾いている
これまで、洗濯は休日にまとめてやっていました。
乾燥機能がついていなかったたため、仕事が終わった夜に回しはじめて、干す作業まで終わらせなくてはいけなかったからです。
Cubleなら、夜に予約セットしておけば、朝には乾いている。
これがとても快適でした。今では平日の夜にもガンガン回しています。
乾燥後、Cubleの上で畳める
Cubleは、ルックスにばかり目が引かれますが、「水平」にデザインされたフォルムは、洗濯後にも役立ちます。
ポイントは、天板がフラットなこと。取り出したその場で、畳んで積んでいくことができるわけです。
僕の場合、洗濯機スペースと洗面台、バスルームが隣接しているため、タオル類や下着は、Cubleの上で畳んで、一気に収納できる。これがとても快適。
いったん別の場所に運んで、畳んで。たたみ終わったものを動かして。この作業が激減します。これもCubleだけの嬉しいポイント。
ベッドカバー、布団シーツも洗える。乾く
もともと田舎に住んでいて、空気が綺麗でした。
だから、シーツは外に干せていた。だけど、今住んでいる場所の空気はあまり綺麗ではないため、外干しをしたくなかったのです。あと、モノが大きいので、干すのも大変です。
で、Cubleでは、洗濯から乾燥までできます。
ただし、シーツと布団カバーは分けた方が良いと思います。というのも、シーツと布団カバーをまとめて洗濯、乾燥したのですが、乾ききらなかったから。乾燥が終わった音がしたのに、少し湿っていました。
完全にキャパオーバーです。ただし、僕はダブルベッドだからかもしれません。シングルなら一緒にやってしまっても大丈夫かも。
ちなみに、乾いていなかったときは、もう一度「乾燥」だけ動かせばOK。
Cubleのメンテナンス
Cubleは、定期的なメンテナンスが必要です。
洗濯が終わったあと、こんな感じに光っている。
乾燥後のホコリ取り
乾燥を使ったあとは、毎回やります。
乾燥完了後、ここが点滅するので忘れない。
ここに、乾燥フィルタがあります。
綿ぼこりなどが詰まっています。これ一度の洗濯でです。
乾燥しているため、手で取れます。ポイと捨てましょう。
ホコリが気になったら、丸洗いもできます。
もう一層あって、キャッチしきれなかったホコリを排水させないようにしています。
ここは、液晶に「U04」と表示されたら掃除すれば良いそう。
僕は3〜4回に一度ホコリを取っているのだけど、表示されたことはないです。10回くらい乾燥すると、表示されるのかも。
1週間に一度の脱水
ドラム内に残った水を捨てて、清潔な状態にしましょう。
脱水だけします。15分くらいで終わる。
終わったら、下部を開けて。
これを取りだす。
網目のプラスチックで、ホコリや髪の毛などがキャッチされる。
濡れているし、洗剤も混ざっているためかヌメッとしている。
絡みついたホコリなどを手でとるのは面倒だし、そもそも触りたくない。だから僕は、勢いよく水で洗い流しています。それで9割ほどキレイになる。
ちょっと面倒だけど、ちゃんと掃除することで排水の匂いが無くなるそうです。
これやっておかないと、あとでもっと面倒なことになるはず。洗濯機をどかして、排水のホコリを取り出すなんて、スペース的にかなり難しいのです。
ボディの掃除
フラットなボディは掃除もカンタン。
ボタンも出っ張りがないため、サッとふくだけ。
フロントもそのままふける。丸みがないデザインだから、掃除しやすいです。
洗剤入れの掃除
取り外して丸洗いできます。そんな汚れないので、数ヶ月に一度でよいはず。
Cubleを安く買う方法
人件費と店舗コストがかからないため、通販が一番安い。僕も通販で買いました。
楽天やamazonで検索して、安いお店で買えば良いと思います。
ほとんどのお店は、配送日も指定できます。ただし、引越しの多い4月、10月はしばらく待つことになるかも。
僕は10月に買ったのだけど、2週間かかりました。
長期保証は付けるか
ドラム式洗濯機は壊れやすい。こんなフレーズを耳にしたことがあるかもしれません。
これ、今はもう必要無いそう。
ドラム式洗濯機が出始めたのが10年ほど前で、今はプロダクトとしてかなり成熟していて、品質も安定しているとのこと。昔ほど壊れたという声が上がっていないとのことでした。
ビックカメラ、ヨドバシカメラの店舗で、どちらの店員さんも言っていて、昔ほど勧めない。あくまで保険で。という感じでした。
どの店舗もお店の「長期保証」を売っているわけで、ビジネスとして考えたら「長期保証に入ること」を煽った方が良いのでしょう。ただ、実態として壊れた件数が減っているからこそ、オススメしないのでしょうね。
ということで、長期保証は付けたければ付ける、でいいと思います。
ちなみに、通販で買ってもほとんどのお店で付けることができます。
10月が狙い目
毎年どのメーカーもモデルチェンジをする時期だから。
ちなみに僕が買ったモデルは、10月の終わりで、もう売り切れていました。
在庫が少なくなり、ライバルが減ると逆に値段は上がります。
いつが最安値かは、誰にも分かりません。
個人的には、いつ買ってもいいと思います。
紹介したとおり、洗濯にかける時間を節約できて、快適なライフスタイルが手に入るから。
早く使い始めたほうが、人生における「洗濯の時間」を減らすことができる。
まとめ
最後に、Cubleのお役立ちポイントをまとめまます。
- コンパクトだから、狭いアパートにも楽々おける
- 美しいから、どこに置いても違和感がない
- 全自動で乾燥まで終わっているから、時間を節約できる
- 予約できるから、朝には乾いている
- フラットなトップだから、取り出してその場で畳める
こんな感じ。
たぶん、一度買ったら10年くらい使うはず。だからこそ、間違いのない一品をセレクトした方がよいと思います。
もし僕が今から一人暮らしをはじめるとして、洗濯機を持っていなかったら、間違いなくCubleを選ぶ。
それほど気に入っています。
コメント
記事のタイトルに「日立」とありますが、CubleはPanasonic製ですよ。
ありがとうございます。
お恥ずかしい。訂正しました。