Hueを知っていますか?
スマホから、光の明るさや色などをコントロールできる、ユニークな照明です。
僕がHueを買ってから、約二年。もう700日以上は使っていて、生活の一部。手放せないアイテムです。
本日は、Hueの使い勝手、特徴、ラインナップについて、鋭い切り口で紹介してみたいと思います。
正直、Hueには、ちょっとダメなところもあります。本記事が、フィリップスさんの目に入りますように。ぜひ、改善してほしい。
Hueは決して安くありません。本記事を見てからの購入でも、きっと遅くないはず。ぜひ参考にしてみてください。
見出し
HUEとはなにか
HUEとは、PHILIPSが販売するLED電球のシリーズです。
スマホの専用アプリから、電球の色、光量の調整。
GPSを使った消灯・点灯。曜日や時間によるコントロールができる、今で言うとIOT電球です。
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HUEでできること
基本の操作
光量のコントロール
スマホから明るさをコントロールできます。
スライドバーをぐりぐり動かせて楽しい。1〜100%まで調整できます。
左までスライドすると、1%。
暗い。映画とか見るときはコレ。
右までスライドすると、100%
明るい。夜は基本これ。
なるべく実際の見た目になるように調整しましたが、照明の写真は表現が難しい。あくまでも参考に。雰囲気は、正直に伝わると思います。
さて、日本の家庭では、天井に直付けしたシーリングライトが一般的ですね。部屋の隅々まで照らすのに最適だと思います。僕も昔はシーリングライトでしたし。
では、Hueの明るさはどうか。
シーリングライトと比べてしまうと、hueはバツグンに明るいとは言えません。ひとつでは明るさが足りなくて、いくつか設置するのが実用的です。
Hueひとつで、部屋のすみずみまで、照らすのは無理です。そういう部屋にしたければ、シーリングライトを買った方が満足度が高いです。
光の色のコントロール
HUEのシングルランプ。
2種類あります。
- フルカラー
- ホワイトグラデーション
フルカラーなら、1600万色から色が選べる。
1つの電球で、ほんとうにいろんなカラーを楽しめます。
こんなパレットからえらぶこともできるし。
「シーン」から選ぶこともできる。
ホワイトグラデーションは、選べるカラーが少なめ。とはいえ調光はできて、集中したいときの「白い光」や。落ち着きたいときの、「黄色い光」を選べる。
Hueで実感した、快適なライフスタイル
Hueでは「ルーチン」を登録することができます。
- Onにする時刻
- 曜日
- 点灯させるライト
- 色
- Offにする時刻
一度登録しておけば、自分のライフスタイルにあわせて、Hueが自動的にOn/Offします。
すべてアプリで管理。いくつも登録できます。
では、一般的なLEDと比べて、どのような新しさがあるのでしょうか?
Hueを使った僕のライフスタイルを切り口に、紹介していきます。
朝7時に点灯。
遮光カーテンを使っています。だから部屋は朝も、わりと暗い。
でも、Hueのタイマー機能を使うことで、朝リビングに行くと、丁度よい明るさの部屋が出迎えてくれる。
朝10時に消灯
休日は、朝10時までにカーテンを開けます。
太陽の光で十分に部屋が明るいので、そもそもHueが点灯している必要はないわけです。ただ、スマホを操作して、消すのは面倒。
だから、タイマーで10時に消えるようにしています。
夜24時になると、少しずつ消灯。
僕は24時までに寝るようにしています。夜中はHueが点灯している必要はないため、これもタイマーで、消えるようにしています。
夜更かしをしていると、今何時か分からなくなっていることがあるのですが、Hueを少しずつ暗くする、「フェード」を10分に設定しています。
これも面白い機能。10分かけて、ちょっとずつ部屋が暗くなっていくので、あぁもう寝なきゃと気付かされる。
逆に「少しずつ明るくする」こともできます。
寝室にセットするなら、部屋が明るくなることで目覚めることができると思います。
燃えるゴミの日は、赤。燃えないゴミの日は、青
曜日指定して、色を変えることができます。
ゴミの日、ゴミの種類によって、色を分けています。
今日はXX曜日だから燃えるゴミ。なんて覚えなくてよい。Hueの色が教えてくれるからです。(あぁ、どんどんダメ人間になっていく気がする)。
消し忘れなんて、気にしない
自宅から離れると、消灯する設定にしています。これは、HueとGpsの連動機能で、アプリでカンタンに設定できる。
わざわざ、「スイッチを押して消す」作業が無くなります。だから、「消し忘れ」の概念がなくなる。
帰宅すると、明るい部屋がある
これもスマホのGPS連動です。僕の一番のお気に入り。買って本当に良かったと思う機能。
家に近づくと、勝手にHueが点灯します。
初めてこの機能を使ったときは、感動しました。
自宅に近づくと、カーテンの隙間からフワッと淡い光が漏れだしたのです。未来だなと思った。
壁のスイッチを押すことが、ほとんど無くなった
壁にあるスイッチを押してOn/Off操作することが、激減しました。
基本的に、スイッチはずっとOn。自動的にHueが点灯・消灯してくれるからです。僕のライフスタイルに最適化されたHueは、僕の生活に馴染む光を作ってくれる。僕がわざわざ操作する必要はないんです。
ただ、ゼロ。とは言えません。
たとえば、スマホが手元になくて、電気を点けたいとき。
壁のスイッチを操作する方が、スマホを探すよりもダンゼン早いシチュエーションがあります。そういったときには、スイッチをOff→Onと切り替えることで、Hueが点灯します。
ちなみに、このときは、光量がMaxになります。(最後に点灯していた明るさがリセットされるのだと思う)。
Hueが合わないシーン
ちょっと気になったことも、ご紹介しましょう。
GPSよるOn/Offの機能は、僕と家との距離によって自動的に動きます。これは、僕一人ならまったく問題ないのだけど、良くないシチュエーションもありました。
たとえば、自宅に人がいて、僕がコンビニに行ったとき。
僕が自宅から離れるとHueが消えたので、部屋にいる人はびっくりしたようです。リビングはすべてHueなので、すべての電気が急に消えてしまった。停電になったと思ったらしいです。このときは、壁のスイッチをOff→Onにして点灯させたとのこと。
もし、壁のスイッチを操作せず、ずっと待っていたら、僕が帰ってくると急にHueが点灯するわけです。しかも全ていっせいに。ちょっとしたポルターガイストですよね。きっと混乱しちゃうでしょう笑
ということで、一人暮らしには最適だけれど、友人や家族がいるときには合わないシーンがあると思います。これは自分に最適化しているから仕方ないのだけれども。人が家にいて、出かけるときには注意した方がよいかもしれません。
HUEの設定
Hueを使うまでの手順をご紹介しましょう。
ざっとあげるとこんな感じ。
- Hueのスターターキットを買う
- スマホにHueのアプリをインストールする
- Wifiと、Hueのブリッジを繋げる
- スマホでHueのランプを登録する
- アプリから操作する
自分で書いててクラクラしてきた・・・。
やってみるとカンタンなんだけど、面倒がりな人には合わないと思う。
さて、順番にご紹介しましょう。
1.Hueのスターターキットを買う
Hueはスマホから操作できるのは、自宅のWi-Fiと繋げるテクノロジを使っています。で、Wi-FiとHueを繋げるために、「ブリッジ」が必要になります。
これがブリッジ。(僕のブリッジは、初期モデルなので、現行のものとカタチが違います。)
Hueを使うには、ライトとブリッジの2つが必要になるわけです。
ライトだけ買っても使えるけれど、明るさや、光の色をコントロールすることができないんですね。もちろんHueのランプ単品で販売しているのだけど、一般的なLEDよりも高価です。ブリッジと連携させないなら、買う意味がない。
で、どこで買えるかということなんですが、amazonです。
普通の電気屋さんには売ってない。考えてみたら当たり前ですが、こんな小難しいアイテム、マニアにしか売れませんし、店員さんも質問にこまるでしょう。ブランド戦略としても、「分かる人にだけ分かってもらえば良い」の位置づけなのかもしれません。
で、スターターキットには、ブリッジとランプ3つが入っています。つまり、これさえあれば、Hueを使いこなせる。光を操る万能感を手に入れることができます。
2.アプリをインストール
アプリ検索でhueと検索したら出てきます。インストールしましょう。
画面に従ってやればOK。
カンタンです。
3.Wi-Fiとブリッジを繋げる
ブリッジとルータを繋げ、コンセントに差し込む。
あとは、アプリの画面に従って、ブリッジを登録。
この作業は、1回だけ。引っ越しなどで、インターネットを更新すると、再設定が必要です。
4.Hueのランプを登録
ブリッジを登録した状態で、ランプを繋げましょう。
で、壁やスイッチをOnにする、Hueが点灯します。
この状態で、
アプリから、「ランプを追加」します。
すると、今点灯させているHueランプが登録されます。
以降、アプリから登録したランプをコントロールできるようになります。
5.アプリから操作
後はアプリから操作できます。
iOS、Androidに対応していますから、iPhone、iPadなど、さまざまなデバイスから操作可能。
ちょっとダメなところ
HUEに限らず、先進的なプロダクトは、かなり尖っています。決して万人におすすめできるものではありません。
ハッキリ言って、設定は面倒です。
僕はエンジニアだから大丈夫だけど(むしろ、セッティングさえワクワクする)。技術に詳しくない人、たとえば僕のお母さんには使えない。
「ブリッジを使わなくても、Amazon echoで使えるよ。」
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それは事実です。でも、スマートスピーカーを使っている人なんてごくわずか。こんなにも便利でワクワクして、楽しい製品なのに、「使い始めるまでの難しさ」が、とてもネックになっています。
Hueのランプラインナップ
いくつかラインナップがありますので、紹介します。
スターターキット
色をコントロールしたいなら、最初からスターターキットがおすすめ。
パッケージも遊びゴコロがあって、面白い。くるくる回すと、色が変わります。日本の企業にもこういったところに力を入れて欲しいところ。
もしランプがひとつでいいなら、ブリッジとランプを1つずつ買うこともできます。
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ランプ型
2つあります。
- フルカラー
- ホワイトグラデーション
どちらも規格は、E26。
残念ながら、E17はラインナップされていません。
が、僕はアタッチメントを買って使っています。そこまでして使いたい便利さがあるからです。
評価が高い、コレを使っています。マットな表情でカッコいい(取り付けたら見えないのだけど・・・)
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フルカラーと、ホワイトグラデーション。僕はどちらも使っているので、ご紹介しましょう。
フルカラーランプ
色と明るさをコントロールするもの。初めてのHueで、いろいろ遊びたいならこれ。
- ゴミの日は赤
- パーティ・パーティ!
こんな使い方は、ホワイトグラデーションではできません。
LEDは10年使えるので、迷ったらこっちでも良いかと。
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ホワイトグラデーションランプ
フルカラーと比べると、色の調整はあまりできません。
- 白っぽい、黄色っぽいなどの調光ができる
- 明るさのコントロールができる
アレコレと色を変える必要がないなら、こちらで十分です。安いし。
僕は最初にスターターキットを買って、色を変えるのはリビングだけで良いと思いました。その後、追加購入したものは全てホワイトグラデーションです。
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設置型
これもスターターキットと一緒に買った。勢いです。
これは完全に間接照明で、四苦八苦した。
普通に床におく
→コードが邪魔。おしゃれじゃない。そもそも床にモノを置きたくない。
テレビの後ろに設置
→テレビの後ろがボンヤリ光るのだけど、よく考えたら、僕がテレビを付けるときは映画やゲームがほとんどで、そういったときはコンテンツに集中したい。つまり、Hueが光ると邪魔でした。
で、最終的に落ち着いたのは、エアコンの上。天井とエアコンとの隙間のサイズが、とてもよかった。
リビングはすべてダウンライトなので、部屋の上部が明るくないんですね。
設置型のHueは、上部を照らすことができるので、光が角まで届くようになりました。
ただし、エアコンの上の設置は、おすすめしません。落ちたら危ないので、真似しないで。PHILIPSは絶対に推奨してないでしょう。
今は、Hpu Goとして次のバージョンのものがラインナップされていますね。
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テープ型
とても珍しいテープスタイルの照明。
壁にはったりして使うみたいです。パーティーとかするとき?
小さなお子さんがいて、クリスマスなどに使えそうです。
使い勝手?僕は持ってないので分かりません・・・。
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どれを買うべきか
安く抑えるなら、ブリッジ+ホワイトグラデーション。
色を変えたりして遊びたいなら、フルカラーをセレクトしましょう。
ランプは後から追加できるので、気に入ったら少しずつ買い足せばよいでしょう。
あとがき
Hueには、改善点があると思うのだけど、僕にとっては生活の必需品になりました。
先日引っ越しをしたときに、インターネットが繋がるまでHueが使えなくて、ストレスを感じた。使えなくなると、急にありがたみが分かってきます。
たぶん、今後も使い続けるし、新しいものが出たら買い足しそう。これからもお世話になるアイテムです。PHILIPSさん、良い商品開発を期待しています