「大人のためのかっこいいスニーカー」をずっと探していました。
そこで見つけたのが、スピングルムーブです。
僕が初めてスピングルムーブのスニーカーを購入したのは2011年ですから、もう5年ほど愛用しています。
多くのタイプをラインナップしているのですが、その中でももっともスタイリッシュなモデルSPM-168が大好きで、同じモデルのものをずっと使い続けています。
お値段は1足15,000円ほど(モデルによって違う)。
一般的なスニーカーに比べると高価ですが、今後スピングルムーブ以外のスニーカーは買わないだろうなぁと思っています。
今日はその独自の素晴らしさを紹介します。
スピングルムーブのスニーカーを検討中の方は、参考にしてみてください。
見出し
洗練された美しいフォルム
僕がスピングルムーブに興味を持ったきっかけは、そのルックスです
昔からコンバースALL STARのような細身のスニーカーが好きだったのですが、年齢を重ねるとどうしても子供っぽく見えてきました。
そんな中、出会ったのがスピングルムーブです。
- オニツカタイガーを上回るほどの、細く美しいフォルム。
- つま先まで囲む特徴的なソール。
- レザーと丸みのある靴紐が醸しだす高級感。
他のスニーカーブランドには無い、スタイリッシュなルックスこそがスピングルムーブの特徴です。
上記の写真はSPM-168トリコロールです。
このモデルはサイドラインやミッドソールに細く巻かれたフォクシングテープが目を引きます。大好きです。
高級感があり、そこそこのドレスコードを満たしている
素材がレザーのためキャンバスやナイロン素材よりも落ち着いた高級感があります。
僕は海外に行くときは大体スピングルムーブを履いていきます。
というのは、しっかり歩けて、少しよさ気なレストランに入るとき恥ずかしく無いんですよね。
これを満たすスニーカーはスピングルムーブ以外に無いと思います。
ガッツリと歩くのならmerrellのカメレオンテを履いていきますが、やはりレストランなどには入りにくいわけです。
吸い付くようなフィット感と快適さを最初から味わえる
スッと履けて、パッと脱ぐことができるというのはスニーカーの良さだと思います。
スピングルムーブのスニーカーはこれを満足させてくれます。
ライナー素材はサラサラした加工がされています。
これによって足をスッと出し入れしやすいのです。
よく見るとスニーカーの表と裏とで異なる加工をした革を重ね合わせて作っています。
これによって、外側はしなやかな革の素材を見せつつ、内側は履きやすさを実現しているんですね。
さすがはメイド・イン・ジャパン。大好きです。
オニツカタイガーやコンバースALL STARも細身のスニーカーですが、ライナーが革の起毛だったり、キャンバスだったりするため、靴下と擦れて履きやすさを阻害しています。
この細身かつスッと履けるを満たしたスニーカはスピングルムーブ以外に無いはず。
また、足へのフィット感も素晴らしいです。
細身なので窮屈なのかなと思うのですが、締め付けられる感じがしません。
初日からフィット感が素晴らしく、靴ずれも出たことがありません。
地元にスピングルムーブが置いてあるショップがあれば是非試着してみてください。
痛くない。しかも、しっかり歩ける。
ニューバランスなどに比べると薄めのソールです。
ここだけ見ると、歩きにくく、痛みが出る印象を持つかもしれませんが、そんなことはありません。
スピングルムーブのアウトソールはバルカナイズド製法で作られ、靴のつま先からかかとまでしっかりと貼り合わされています。
この製法で仕立てられたソールは、縦だけではなく横方向にもしっかりグリップがかかります。
インナーのクッションはプニプニした素材なのですが、バルカナイズドのアウトソールと組み合わさって歩いたり走ったりの衝撃を柔らかく吸収してくれます。
これがとても快適です。
僕はスペインのマドリッド近郊とバルセロナを歩きまわる11日間を、SPM-168の一足で過ごしました。ヨーロッパの石畳の路上も快適に歩き回れました。
細身のスニーカーでこれほどまで「歩いていて気持ちの良いスニーカー」は無いのではないかと思います。
ロードバイクも楽々こげる
僕はロードバイクに乗るんですけど、スピングルムーブはとても快適。
ナイキやニューバランスといった、そこそこボリュームの有るスニーカーに比べて、スピングルムーブは、とてもスリムなデザインです。
ですから、ペダルやクランク、チェーンとの接触がほとんど起こりません。
チャリに乗る人は分かると思うのですが、クランクとスニーカーが擦れてキズが付くんですよね。これってけっこう凹みます。
スピングルムーブはこういった心配が無用です。
参考までに、長距離ライドの話をしてみます。
僕はスピングルムーブSPM-168を履いて、自転車旅行をしたことがあります。
広島県 尾道 → しまなみ海道 → 道後温泉。
途中、バスやフェリーにのりつつ京都へ。
京都から琵琶湖を北上し、岐阜へ。
3日間で、250kmほど走ったのですが、とても快適に旅行できました。
ということで、僕の実績から、自転車に乗る人にもおすすめです。
さすがに専用のサイクルシューズに比べて優れているとは言えませんが、十分に快適でした。
修理が可能。長く愛用できる
1万5千円という価格は安くありませんが、スピングルムーブは修理しながら使い続けることができます。公式のリペアサービスです。
レザースニーカーのメリットの1つは素材の強さにあります。ただ、どうしてもアウトソールは減ってしまうので一般的なスニーカーは靴底が無くなれば履けなくなってしまいます。
お気に入りのスニーカーだととても悲しいですよね。
僕の1代目のSPM-168はかかとのソールがすり減って、白い部分が見えてきたので修理に出しました。
1ヶ月半ほどかかりましたが、かかと部分にだけ新しいソールが貼られて帰ってきました。
左が5年前に買ったSPM-168。
恐らく500日は履き、かかとのソールを修理したもの。
新しいものと比べると色もくすみ、汚れやシワも出ていますが、破れは一切ありません。
さすがにライナーの加工が剥げてきていますが、まだまだ履けます。
というか愛着があって新しいのを買っても捨てられない…。
リペアの詳細はこちらから。
ちなみにネットで買った場合でも取扱店であれば修理対応してくれます。
(僕が修理に出したのもネットで購入したものです)
僕の場合は、近所のフィットハウスが受け付けてくれました。
スピングルムーブの修理工場に送っているだけですから、取扱い店舗であれば、どこででも修理対応してくれると思います。
靴紐も一度交換しました。専用のものが売っていますので、どうぞ。
SPINGLE MOVE SPL-502 シューレース スピングル ムーヴ
スピングルムーブの寿命とは?
1足目のSPM-168ですが、5年目にしてサヨナラすることにしました。
日本はもちろん、タイ、インド、スペイン、トルコ。本当にイロイロな国を一緒に歩いてきた相棒だったので、愛着があったのですが(´Д⊂グスン
さて、どのメーカも、スニーカーの寿命を公称していません。
人によって、使い方が違うからですね。
では、ホントのところはどうでしょうか。
あくまで僕の使い方の場合ですが、
ソール交換なら、2年。
靴の寿命は、4〜5年、といったところでしょうか。
毎日、同じスピングルムーブを履いていたわけではないので、概算して求めました。
使用頻度はこんな感じ。
- 週に2日ほど履く
- 12月〜2月はほとんど履かない
5年間で、ソール交換は1回。
見た目が気にならなければ、ソール交換して、もっと長く履けるでしょう。
まとめ
メイド・イン・ジャパンのスニーカーならスピングルムーブはイチオシです。
値段が高いのがネックかと思いますが、一度試着すると、もう手放せなくなると思います。
PS.ここまで書いて初めて気付きましたが、正式名称はスピングルムーヴのようです・・・。
SPINGLE MOVE スピングルムーブ SPM-168 TRICOLOR